2009年5月23日 (土)

大阪の注文住宅

Me02_2 リクルート社発行の大阪の注文住宅2009夏号に「屋上露台の家(O邸)」が掲載されています。

いつもお世話になっています、㈱創建さんの施工物件としての紹介です。

こだわりを持って住み手とご一緒につくり上げた住空間は、想像以上に愛着を持って住みこなされているようでうれしく思います。出会いから設計、そして現場と、与えられた時間はそう余裕はありませんが、考えに考え抜いて、思い悩み続けて、その結果、生まれた答えは間違いではなかったと実感する瞬間でもあります。

またそんな瞬間を感じる喜びを住み手と共感したくて、また新たな出会いを探り続けているのかもしれません。

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2009年2月 3日 (火)

建築ジャーナル2月号

Me01 現在発売中の建築ジャーナル2月号(西日本版)に、当アトリエの紹介と「宝塚の家」「屋上露台の家」が掲載されています。

独立後、メディアへの発表はなかなか実現できなかったのですが、こうして誌面を見ると改めて身が引き締まる想いです。これを機にさらに精進して参りたいと思います。皆様の相変わらぬご強靭ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

今日は節分。私事ですが、ようやく厄も明けました。新たなプロジェクトもスタートしています。また機会がありましたら、少しずつでも紹介できればと思います。

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2008年3月19日 (水)

今年も・・・

M06 Randy Rhoads Tribute 2008

今年もこの日が・・・とうとうこの世で輝いてた時間を、他界されて偲ばれてる時間が越えてしまいました。

未だにこの時期になると音楽雑誌でもチラホラと特集などを目にするのですが、これまでに見たことの無い写真が載っていたりするだけで、思わず手にしてしまいます。1年前はクラシックギターを引っ張り出して、名曲「Dee」を練習したっけ?結局それから仕事もドタバタで、あれっきりになってしまっています。(笑)

計画では、その後ストラトの調整とレスポールの大復活の予定でしたが、それも手付かず。特にレスポールは、ボディの下地調整を経て塗装まで進んでそのまま収納の側壁にぶら下がってます。ああ、いつになることやら・・・

またここしばらくは、RANDYのギターの音色に心躍らせながら、モチベーションを上げて行く事になるでしょう・・・合掌。

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2007年3月16日 (金)

建築家 竹原義二 × 写真家 絹巻豊

B04 「100+1のイエ」展覧会を遅ればせながら見に行ってきました。

ご両名とも師匠との繋がりもあって、修業時代から何かとお世話になっていますし、絶対に行かねばと思ってはいたものの、3/1からすでに始まっていて、気がつけばもう明日が最終日。ちょうど一昨日までバタついてしまったので、先週金曜に開かれた建築家、竹原さんと貴志さんの対談は残念ながら参加できず、行くには今日しかない!と思っていた矢先、昨日、竹原さんより直々にFAXのご案内を頂くハメに。慌てて朝から出かけました。

青焼きの図面と1/100の模型と、そしてモノクロの写真とが、100と1つ。1000本のヒノキが支える展示ブースが構成され、両氏のただならぬ「気」を感じました。その裏側の身体を横にしてやっと入れる露地のようなスキマに、また魅力を感じてしまったのは僕だけでしょうか?その両壁面に貼られたスケッチと青焼きの図面を思わず食い入るように見てしまった・・・

ただ残念なのは、100と1つの図面はすべて平面図。竹原さんの建築の魅力は空間の間合いにあると思いますが、平面だけでは判らないんです。空間の高さがその時々によって微妙にコントロールされている。これまで何作か見させて頂いていますが、ブースの外にあった製本された実施図面を見て、こんなに天井高、低かったっけ?と改めて発見。模型を眺め、図面を見つめ、写真に見入って、ホント一日かけてでもじっくりと一つ一つ見たかったです。

久々に深みのある建築世界に浸って帰途に着きました。今回の展覧会と同時出版された書籍「無有」を購入して・・・じっくり読ませて頂きます。

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2006年10月27日 (金)

「装飾と犯罪」

B01「装飾と犯罪」

ご存知、建築家アドルフ・ロースのあまりにも有名な論集。

昨年に再販されました。昔は「装飾と罪悪」と表されていました。

僕にとっては避けては通れない本の一冊です。

ただ、昔は大判でしかも高価でした。(ような気がします。)

そして読みたい時には既に世には出回っておらず、普及版として再販されたのを知って、入手しました。

帯の建築家磯崎新氏の言葉のとおり、「装飾と犯罪」という衝撃的な表題と、ロースの代表作ロースハウスは、その時代においてまさに装飾を否定したとして、これまで記憶してきました。まんまと騙された、という感がします。

ロースは決して装飾を否定などしておらず、それまでの様式にとらわれた建築を越えて、装飾を越えようとしていたのではないかと思えてきました。新しい建築を生み出すために。

すべてを読み終えた時、現代の建築はロースの考えていたことと、さほど変わってはいないと痛感しています。

むしろメディアをにぎわしている建築には、疑問さえ抱いています。

けれど、果たして自分は、これから何を表現できるのか、何を見出せるのか、まだまだ自問自答の毎日です。

建築を知れば知るほど・・・

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