« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月31日 (金)

ベール

Yh13 久々に「オモムキノイエ」の現場へ。

ほぼ1週間ぶりです。現場監理であまり間を空けることは少ないので、長かった。雨の影響で外壁工事がずれてきています。職人さんと打合せ後に、防水シートまでは貼り終えてるのですが・・・内部への浸水が無いことを確認して、今日から床を貼り始めるとのことで、大工さんを交えての打合せを行ないました。

床材の巾に併せてあらかじめ割付を設定。建具のレールの納まりや施工方法などを確認しながら、長手方向の継ぎ目の位置を現場で検討。暑さで思考力が薄れたりしながらも、何とか答えを出しました。

写真は外部のエントランス風景です。と言っても、建築中はほとんど足場のシートが掛かっているため、外観はまるで薄いベールに包まれたよう。足場の隙間から垣間見える状況で、監理チェックしなければなりません。近距離での判断が、最終的に足場が外れて遠距離で全景が見えたとき、後悔のないようにくれぐれも厳重にチェックを。

現在は白い防水シートが貼られた状態のせいか、模型がそのまま原寸になったような感覚です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月25日 (土)

花火

L18 家族揃って芦屋の花火大会へ。

芦屋に移ってから毎年恒例になりました。今日は朝から天気が怪しく、急に豪雨になったりで心配でしたが。

芦屋サマーカーニバルの〆の催しで、会場には芦屋市やMBSのイベントブースがあったり、数々の屋台が並んだりと、毎年、この花火を目当てに人が集まります。年々その数は増えているようですが、今年は天気が怪しかったこともあり、例年より少なく思えました。

いつもは海上から打ち上げられていたのですが、南芦屋浜も数年前と違って戸建ての住宅が増えてまして、近隣への影響もあってか、今年は最西端の砂浜の防波堤からの打ち上げでした。

花火大会も不況の影響で維持が難しく、いつもは砂浜で見上げながら愉しんでいたのですが、今年はそこも有料になったため、少し北の芝生広場で観覧。で、有料席が増えたため、何やら花火に併せて音楽やアナウンスが流れていたようですが、逆に花火の間隔がとぎれてしまい残念でした。一昨年?はレーザー光線、今年は音楽とのコラボを企てられていたようですが、光や音は花火で充分。短くてもいいから、ただ単に花火だけを満喫したいと思っている人は多いはず。来年は是非シンプルにお願いします。(笑)

それでも夜空に舞い上がる花火の美しさと迫力は、今年も感じることができました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月23日 (木)

天井下地完了、外壁工事開始

Yh12 「オモムキノイエ」内部の天井下地が完了し、ほぼ空間のボリュームが見えてきました。

2階に水廻り空間があるため、1階の天井と2階の床の間で配管ルートを確保。設計段階で詰めてはいたものの、時間が経って記憶が薄れ?おまけに現場の暑さでブッ飛んでたりで、監督さんや職人さんとあれこれ話し合って何とか決定。

あとから記憶がよみがえる。あ、それって前に考えてたやん!(笑)

何はともあれ、無事に納まって何よりです。

外部はいよいよ外壁工事が始まりました。今回は金属サイディングを使いますが、「くすんだ白」の空気感は考えています。職人さんと細かな納まりや施工状況などの打合せをしながら、設計段階で考えていたことや気になることなどを確認し合いました。で、今日は防水シート貼から。来週の水曜辺りから、仕上にかかる予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月18日 (土)

見学会

A12_2 師匠である建築家、久保清一の見学会に出かける。

久保さんは僕を建築の世界に引き込んだ張本人です。たまたま選んだ?専門学校で出会ってしまって初めて建築の作品世界を知り、その魅力にとりつかれてしまいました。以来、今日に至ります。語りだすとキリがないので・・・

今回の作品はお寺。元々建築のDNAは体内に存在していることもあってか、懐かしさとはがゆさと、何とも言えない気持ちで巡回した。多分、要所要所で顔が思わずニヤけていたかもしれない。(笑)

空間は久保さんのオーラで満ちていた。寺とは思えない空間。ある人は明るすぎるとも言われていましたが、これが師匠のお寺という課題に対する一つの答えなんだと考えるとまた顔がニヤける。

建築の素晴らしさを久々に感じた作品でした。出来れば冬場の太陽高度が低い季節に、朝から晩まで一日中この空間に心身を漂わせてみたいと感じたほどです。待庵じゃないですけど。

師匠だけに褒めすぎ?いやいや、空間をずーっと眺めながら、生意気にもちゃっかりと自分なりの考えは見出させて頂きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月16日 (木)

サッシ取付完了>天井下地へ

Yh11 今日は朝から「オモムキノイエ」の現場へ。

サッシはすべて取付完了。写真は2階の高窓です。

微妙な大きさで南の陽光をコントロールしています。内部からは空がスリット上で見えます。ブラインドやカーテンが必要ないちょうどいいサイズです。

夏場よりも冬場の直射日光を期待しています。

外部は来週いよいよ外壁の工事へ。それに併せて内部も天井下地が進行中です。雨仕舞が完了すると内部の造作も一気に進みます。ペースも徐々にUPで工期短縮中です。

関西ももう梅雨明けでしょうか?現場は暑い!窓を開ければ風は通るものの、人口密度が上がると熱気はスゴイです。何か昔通ったライブハウスを思い出すなあ・・・しかし、職人の皆様には脱帽です。水分補給にも気をつけながら、テキパキと作業を進められています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 6日 (月)

屋根完了

Yh10 オモムキノイエには大きく3つの屋根があります。

一つは写真の大屋根。南に向いて屋根が傾斜しています。と同時に北側のお隣に反射する角度でもあるので、今回は外壁と同じ「くすんだ白」にして反射を抑えています。

反対側には同じ素材の小屋根があります。

そしてもう一つは密集地での1階の採光確保のための「光屋根」です。この光屋根の上には、FRPグレーチングで2階からのデッキ空間が設けられます。

屋根がひとまず出来ると次はサッシなど開口部の納まりです。今週の後半から慌しくなりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

梅雨の合間に・・・

Yh09 「オモムキノイエ」の現場です。

中間検査も合格し、昨日、梅雨の合間に屋根を葺き始めました。

南の空への開放感と陽光の恩恵を受けることを意図して、大屋根の勾配は4.5寸。雨が降ると板金の上は滑りやすくなり、職人さんたちも仕事が出来ません。

無事に葺き終えるまで何とか天気が持ちますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »