「大黒梁のある家」始動!
参加登録しています、ASJアーキテクツスタジオジャパンでの5月の大阪狭山イベントにて、ご指名頂きました住宅のリフォームプロジェクトが、いよいよ本格的に始動しました。
そもそもASJのシステムは、通常基本設計に当たる作業を「プランニングコース」と称しまして、指名された建築家が、お客さんの要望を基準に計画をまとめ、そしてスタジオである工務店が概算見積り(概算と言っても本見積りに近い程の詳細ですが)をまとめていきます。つまり計画の概要とそれに対するコストが最初の入会金のみで明らかになるということです。
ちなみにASJ大阪狭山スタジオは、いつもお世話になっています、㈱創建さんです。地元の堺スタジオとしても登録されています。
写真は最初のプレゼン時の模型です。家族がみんな集まったときにゆったりと出来るスペースが望まれました。今回は幸いにもこの最初の提案内容がかなり気に入って頂いたようで、少々当初のご予算より、膨らむことになりましたが、途中減額案で工事範囲を縮小したり変更したりと紆余曲折しましたが、実施設計段階にて、再度詰めなおすということで、先日、晴れて設計監理契約を結ぶ運びとなりました。
そして今日、まずは現状の構造骨格と床下の状況を明確にするため、担当の営業さんと監督さん、大工さんとで現地調査に伺いました。
築25年の木造2階建ての住宅ですので、幸い1,2階ともに和室があり、タタミをめくって捨て床(杉板じゃなく合板でした)の一部を切り込んで、床下の状況や天井裏の梁の掛かり方、筋交いの位置や形状を厳密に調査しながら、計画に併せて梁の掛け替えなど実際の可能性をその場で検討、確認しながらの作業となりました。
その他、この住宅には、確認申請図面も何もないため、図面を起こすために必要な箇所を採寸しつつ、現場を後にしました。
これからこれらの調査結果を基に、本格的に実施設計へと入っていきます。まずは調査結果を踏まえての計画内容の確認とコストバランスの検討から。年内引渡しに向けて、改めまして住み手のご家族の皆様、施工者各位の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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