「屋上露台の家」>桂へ、そして京都へ
今日は朝から「屋上露台の家」の残工事の立会いと確認に出かけました。残りSUSの切文字でつくる表札のみ間に合わず、後はすべて完了。
ちょうど昨夜、弁天さんの花火があり、大迫力の夏の一夜を楽しまれたようでした。ただ、あまりに近すぎて?花火の細かな灰が、屋上露台や屋根は勿論、反対側にある車にも降り注ぎ、予想外の発見もありました。毎年花火後は掃除となりそうですが・・・
この日は夜に京都で予定があり、かと言っていったん戻るのも・・・と言うことで、阪急電車で移動。途中、桂で時間をつぶしました。
桂と言えば「桂離宮」。平日1ヶ月前から予約すれば入れるのですが、土曜と言うこともあって、とりあえず外周をグルリと徘徊しました。竹を束ねて寝かして葉全体でつくられた塀が圧巻でした。さすがは離宮ということもあって、建物までは残念ながら見えず。所々で屋根が垣間見えたりしましたが・・・
そしてもう一つ、写真の「桂カトリック教会」へ。設計はジョージナカシマです。突然お伺いしたにも関わらず、快く内部まで見学させて頂き感謝しています。別棟のロビーには、京都工芸繊維大学の学生さん?が製作された模型が飾られていました。詳しいことはまた改めて・・・
そしてそして京都へ。学生時代に(もう22年も前のことです)お世話になり、というか出会ってしまったと言うべきでしょうか、年々その存在感をしらしめられてしまっている建築家、上里義輝氏をしのぶ会に参加してきました。
今年は10年忌ということもあり、前夜祭としてゆかりのあった奈良県の天川村での宿泊から参加されている方も多く、これを機に氏の作品展や作品集など、その軌跡を一度カタチにしようというお話しまで出ていました。
このブログでも、未だに検索されている方も多く、やはりその存在は語り継がれていくべきだと強く思う次第です。
ちなみにこの日の会場は、弟子の一人でもある、安田勝美氏による「わら家」にて行われました。中でも「わらまゆの間」と称された空間は、まさにこの日のためにつくられた(仕組まれた?)ような感覚を感じました。
それぞれの上里論をはじめ、建築のこと、これからのこと、様々な話しが飛び交い、あっという間に時間が過ぎ去りました。僕自身、ものすごくいろいろなことを吸収できた充実した時間でした。
で、今年で10年忌ということは・・・先日誕生日を迎えた長男が10歳。え?ちょうど長男が生まれて6日後に上里さんが亡くなられた、と今気付きました。合掌。
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