現場施主打合せ
主に最終色決め。内外の壁に床および木部の色をどうするかでしたが、ご夫婦で相談された上で白系に決定。
特に床材はパインを用いているだけに、色が濃くなるほど不自然なムラが出てきます。自然な木目とかの風合いならいいんですが、床全体でどう現れてくるかは、やってみないとわからないこともあって、全体を白でぼかすことに。
ちなみにこの木部塗装は、お仕事のお休みを利用しながらの自主施工です。床全体を塗ることってめったにないことですし、それによって空間の感覚もつかんで頂けるようで、何より、愛着を持たれて住まわれることを願ってのことでもあります。僕自身も最後の仕上げ的な感覚で、魂込めますみたいな、引渡し間際の儀式のように?なりつつあります。(笑)
また、今回の木部塗装には、キャピタルペイントのワンダーウッドガードを使用します。これまでは植物油系の自然塗料を使っていましたが、コストと作業性、そして知り合いの建築家の評判もあり、採用となりました。試し塗りをした感じでは、水彩絵の具を水で溶いて塗るような感覚でした。ただ乾きが早いので、ふき取りをしながら白のくすみ具合を調整できればと思っています。
お施主さんの方も助っ人が何人か来て頂けるようで、現場の進捗状況に併せて手際よく進められそうです。熱いときだけに作業中の水分補給は気をつけながら、事故のないようにどうぞよろしくお願いします。
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