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2007年8月11日 (土)

芦屋花火大会2007

L09 今日は家族揃って芦屋花火大会へ。

こっちに移ってきてから雨天中止もありましたが、ほぼ毎年見ています。夏休みということもあって、甥っ子もいっしょに。夕方、夜店でブラブラと時間を過ごしながら、1時間前には砂浜に。目の前で上がる迫力を期待して。子供たちも小さい頃は、その音に怯えていましたが、今はスッカリ平気なよう。花火のキレイさを楽しんだようです。

それにしても年々人が多くなっているような気が・・・変にイベント化しすぎている気もしますし。今年は更に花火の途中の段取のタイムラグを埋めるかのように、レーザービームの演出がありましたが、キレイなのは最初だけで、あとはも一つ・・・3回もやったらねえ。何もなく静かに待っているのもいいとは思うんですが。

それと四六時中叫び続けられる警察の誘導指示の声。まあ、花火が始まってもぞろぞろと人の流れはあるわけで、事故防止のためには仕方ないのは判りますが・・・でもせっかくの花火も風情ナシです。人が増えたのもありますが、数年前から砂浜に出る前のコンクリートの防波壁の壇上を有料席にしていて、結局出入口が1箇所に限られているのも原因かと。

人が増えればその分マナーも・・・花火が終わった砂浜には、会場で配られていた団扇をはじめ、様々なゴミが散乱。立つ鳥跡を濁しまくり、でした。もうちょっとねえ、終わった後も気持ちよく帰りたいものですね。

肝心の花火は公表によりますと3500発。ちょっと風が強くて流されつつありましたが、夜空に咲く大輪の花は美しかったです。去年より花火が遠くなっている気がするのですが・・・来年は砂浜の最前列かな?

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2007年8月 9日 (木)

あれから・・・

A04 今日、8月9日は数年前から特別な日になる。

あれから・・・もう20年になる。専門学校で師となる建築家と出会い、建築の作品世界に没頭し、京都を拠点に活躍されていた高松伸にハマル。

2年の夏休み、京都のとある設計事務所を紹介され、今で言うオープンデスクに通った。その名は「聖拙社」。知る人ぞ知る、で、1年の時にハマった高松さんとは作風も正反対。自分の視野を広めるという単純な気持ちで訪れたものの、大きな衝撃を受ける。

昔の米軍の貯蔵庫を改装した建物は、1階に洋楽のライブ映像を流すバー、同じ2階にはギャラリーや劇団が入っていた。昔の木造校舎を思わす軋む床を歩いて、奥まったガラス戸を開けると、ガッシリとしたスキンヘッドの方が大きな木卓の上で図面を広げていた。その方が、聖拙社を率いる上里義輝氏の片腕、安田勝美氏だった。

事務所には3mを越す釈迦の涅槃像やイオニア式のオーダーなど、至るところに様々なモノが配され、お香が漂う独特の空気感。それまでこの日本で、京都で感じたことなどなかったような空気感。そんな中に身を投じることになる。

無事に面接?をクリアし、翌日に初めて上里氏と対面。また独特の風防と強烈なオーラを醸し出す雰囲気は未だに鮮明に憶えている。まるで自分の周りの空気がどうであろうと、自分が自分の世界を創るのだと言わんばかりの。とにかく全てが新鮮だった。

当時は後に京都における町家の改装のさきがけとなる、祇園NEXUSの現場の真っ最中。初日にいきなり内部店舗の模型を造ることを指示され、1日で造り上げた。ただ我武者羅だった。その姿勢を評価され、思いもしなかった報酬を頂く。当時20歳。その若さで建築を真剣にやっているやつは珍しいと言われた。

現場もよく連れ出された。周りの集まりにもくっついて行った。京都でのオープニングパーティーは、舞妓さんや芸妓さんが場を華やかに盛り立てることが多かった。事務所には当時、京都で映画を撮影していたショーケンも来られた。(自邸を設計したので)毎日いろんな人が訪ねてこられ、いろんな人と出会った。夏の暑い日には、突然山へ行って川の魚を獲って食べたり、とにかくほとんど毎日、アルコールを口にした。それまで一滴も飲めなかった僕は、そこで酒を鍛えられた。

夏休みが終わる頃、卒業制作の課題で一つのプロジェクトを言い渡された。同時に卒業後にと、誘われた。でも卒業制作を進めていくうちに徐々に疎遠になり、学校が始まるとあまり顔を出さなくなっていた。そして最終的には大阪に出る決心をしたのだが、ほんの数ヶ月の日々は未だに強烈に鮮明に身体に刻まれている。

そして今日、8月9日は上里氏の命日。亡くなられてもう9年になる。この日はconfort41の「上里義輝の軌跡 建築集団「聖拙社」を率いて」と題された追悼特集記事を読み返すクセがついた。そこには上里氏の数々の伝説が刻まれている。当時既に伝説だった、一晩でトレペロールに描き込まれたドローイングや、当時握らされた縄文時代の?石も載っている。

結局、自ら建築を始めてからはお会いすることもなく、数年前、5回忌に偲ぶ会で安田氏に呼ばれた。そしてconfortの追悼記事を知った。ほんの数ヶ月しかいなかったにも関わらず、そこには恐れ多くも名前が記されている。そのせいもあって、未だにあの頃、上里氏は、僕に何を見られたのだろう、何を伝えたかったのだろうと、考えることがある。

時たま、背中から、「ソツカちゃん、どんな建築つくってんの?長生きして息の永い建築をつくらないとダメだよ。」と、当時の口癖のように言われている気がする。厚い眼鏡の奥から鋭い眼光を放ちながら。

最近は偲ぶ会もご無沙汰していますが、今夜も「お狩場」で酒を交わしながら、いろんな人がいろんな思いを語り合っておられるであろう、そんな光景が目に浮かぶ。

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2007年8月 4日 (土)

JE SUIS COMME JE SUIS

L08 今日は所用で灘まで。

JR灘駅が全面建替え工事に入っている。駅のファサードはもう半分なくなっていた。ホームの高架はまだ残っている。

丸みを帯びたやわらかい鉄のフレームに木の階段。人が昇り降りする度に和やかな足音を響かせていた。

旧き良きモノがまた一つ消える。これから生まれ来るモノはどうなんだろう?

新たなプロジェクトが動きつつある。旧き良きモノになる新しきモノを生み出すことが問われた。建築と時間・・・ここ数作でずっと考え続けていることでもある。お互いの熱き想いがうまく融合することを願いつつ、これから徐々に深めていきたい。

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2007年8月 3日 (金)

祝!初甲子園

L07 昨夜は長男と甲子園へ。

子供二人がタイガースのキッズクラブに入会しているので、特典でチケットが当ったりするのですが、これまで僕は仕事の都合もあり、妻が連れて行ってました。で、今年は3回当ったので、1回ぐらい行ってき~と言うことで、甲子園デビューとなりました。何とこの歳にして甲子園は初!だったんです。

と言うのも、小学生の頃、京都から甲子園は遠かった。よく西京極球場には連れて行ってもらってましたが・・・当時のタイガースは田淵や江夏が現役の頃でラインバック、ブリーデンといった外人勢でした。

ただ、その頃のお客さんのマナーの悪さに子供ながらに少々引いていた記憶はあります。今と違ってスタンドでもタバコ吸いまくり状態でしたから。

そんな記憶を引きずりながら、いざスタンドに足を踏み入れてみると、昔とは大違い。皆さんマナーのいいこと。それより何より皆さん総出でタイガースを応援する光景は圧巻でした。お互いに気遣って気持ちよく観戦できる環境をみんなの手でつくりあげている、そんな感じです。

普段感じている、都市の移り変わりと共に日常の中で失われつつある、向こう三軒両隣的なおつきあいが、ここでは成立しているじゃないですか。

野球という文化、そして阪神タイガースという球団の持つオーラが、こうして人を集めてそして幸せにしている。ここに来る皆さんがすべて自分のことのようにタイガースのことを想う、そして選手はその想いに応えるかのように力いっぱいプレーする。

単純にストレートに何かいいなあってしみじみとこみ上げてきました。これは病み付きになりますね。久々に生のHORNも聴けたし。まさにLIVEですね。

何か建築もこんなLIVE感が表現できれば・・と想うのですが。今の僕の活動の起爆剤になっているのは、数年前に見た、白川郷の茅葺屋根の葺き替えのドキュメントです。あの光景が目に焼きついて離れません。建築はもっと人に近いモノだと確信した瞬間でもありました。

さて、阪神タイガースは一昨日アンラッキーな負け方をしてしまった鬱憤を晴らすかのように、一度は逆転されたものの、見事勝利!ちゃっかり六甲颪もフルコーラス唄って帰路に着きました。そしてHS甲子園球場を高校球児たちに引渡し、しばらく旅に出ます。

赤星選手の言葉にもありましたように再び帰ってくる頃には、面白いことになっていることを願って・・・

そして今日は長男の9歳の誕生日。オメデトウ・・・

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2007年8月 1日 (水)

8月の「住まいのなんでも相談会」

S05

「住まいのなんでも相談会 2007/08」

・日時:2007/08/19(日) 10:00~17:00
・場所:ナショナル リビングショウルーム 箕面

・日時:2007/08/26(日) 10:00~17:00
・場所:ナショナル リビングショウルーム 堺

8月は新たに堺SRでの相談会が担当となりました。

新築・リフォームを問わず、キッチンや洗面所などのレイアウトやコーディネイトをはじめ、あらゆるご相談に無料で対応いたします。
間取りや敷地などの資料もお持ち頂くと、より具体的な対応が可能です。
是非この機会にご来場の上、ご相談をお待ちしております。

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