建築家 竹原義二 × 写真家 絹巻豊
「100+1のイエ」展覧会を遅ればせながら見に行ってきました。
ご両名とも師匠との繋がりもあって、修業時代から何かとお世話になっていますし、絶対に行かねばと思ってはいたものの、3/1からすでに始まっていて、気がつけばもう明日が最終日。ちょうど一昨日までバタついてしまったので、先週金曜に開かれた建築家、竹原さんと貴志さんの対談は残念ながら参加できず、行くには今日しかない!と思っていた矢先、昨日、竹原さんより直々にFAXのご案内を頂くハメに。慌てて朝から出かけました。
青焼きの図面と1/100の模型と、そしてモノクロの写真とが、100と1つ。1000本のヒノキが支える展示ブースが構成され、両氏のただならぬ「気」を感じました。その裏側の身体を横にしてやっと入れる露地のようなスキマに、また魅力を感じてしまったのは僕だけでしょうか?その両壁面に貼られたスケッチと青焼きの図面を思わず食い入るように見てしまった・・・
ただ残念なのは、100と1つの図面はすべて平面図。竹原さんの建築の魅力は空間の間合いにあると思いますが、平面だけでは判らないんです。空間の高さがその時々によって微妙にコントロールされている。これまで何作か見させて頂いていますが、ブースの外にあった製本された実施図面を見て、こんなに天井高、低かったっけ?と改めて発見。模型を眺め、図面を見つめ、写真に見入って、ホント一日かけてでもじっくりと一つ一つ見たかったです。
久々に深みのある建築世界に浸って帰途に着きました。今回の展覧会と同時出版された書籍「無有」を購入して・・・じっくり読ませて頂きます。
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