トコロ変われば・・・
ここのところ、昨年完成した2軒の住宅に続けてお伺いしました。
まあ、昨年末からの定期点検も含めて、実際にお住まいになり出してからの近況と、建物の状態をあれこれ見て廻っているのですが、なかなかそれぞれ全く異なる状況をお聞きして、少々驚いています。
ここ数作は健康面のこともあって、内部の壁や天井に珪藻土や生石灰を塗ることが多く、うまく調湿してくれているトコロもあれば、結露してしまうトコロもあり、床も底冷えせずにスリッパなしで快適に過ごされているトコロもあれば、結構寒いですと言われるトコロもあります。
同じ関西でも、そう極端に山間でもなく、海辺でもなく、比較的開かれた場所がほとんどですが、住む家族やプランや空間ボリュームなどは違うにせよ、ここまで差が出るとは予測もしてませんでした。
なかなか自然相手に、建築はいろいろ戦ってるんだと実感するばかりで、また新たな建築の難しい一面を目の当たりにして、その深みに溺れてしまいそうです。
と、厳しい面もあれば、夏の竣工時には季節柄、植えられなかった写真のシマネトネリコも、ちょっとずつ、その家族の住空間に溶け込んできているようでした。
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